今週のサンマガ

今週号からクロスゲーム連載再開!!
ばんざーいばんざーい!!

・久しぶりに今週のクロスゲーム

コウや青葉の出身小学校の風景からスタート。
サッカー少年が隣家の壁にサッカーボールを当てて遊んでいると、家主の絵にかいたようなカミナリじいさんが「コラー!!」と一喝。
久し振りにそのどなり声を聞いた、と微笑むおばあさん。老夫婦は、最後に怒鳴っていた数年前、壁当てで投球練習する野球少年がいた…としみじみ回想する。
少年は辛い事があったのか、不思議と泣きながら投げ続けていたのでおじいさんはやめさせられなかったらしい。
卒業間近になると、「とても子供の球威ではないボールだったので、ウチの壁が壊れる前に卒業してくれて助かった、続けていれば今頃はどこかの高校のエースになっているだろう…」と感慨深そうに呟く居間のTVでは、コウたちの決勝戦が流れていた……

という、ひっぱりまくった(笑)古き良き昭和時代を思わせる情緒たっぷりの導入部からクロスゲームは連載再開。
延長突入してコウのスタミナを気遣う東に、コウは「投げるからには15回投げるつもりでいる!」と元気さをアピール。たのもしい。

東「そうだな、15回延長・再試合も考えられるか」
コウ「……(汗)できれば今日中に決着を」

と、うやうやしく東にバットとメットを差し出すコウ。たのもしくない(笑)緊迫した雰囲気の中、このやりとりは和む。

アナウンサーも解説者も、山場はこの10回だ!と断言する。なにしろ双方の4番、東と三島の打席が回ってくるからだ!と興奮気味。
だが同点で勝負してくるだろうか?との懸念も。
ボックスに立つ東を見ながら、星秀の監督はコウに「東が歩かされたら、お前も三島を歩かせていいからな」と報復行為(?)を促す。
だがコウは「自分の所の4番を信じているなら、東にも勝負してくるだろう」と考えていた。それはコウに三島と勝負してもらいたいからであり、すなわち三島ならサヨナラできると信じているからということになる!

案の定東と勝負してきた。星秀ベンチは消極的ではなく積極的な竜旺は敵ではあるが「やはり春の準優勝校だ」と、感嘆するのだった。

そんな鬼気迫る勝負の中、東の兄・純平がスタンドから打席の弟にかけた大きな声(青葉が思わず「メガホンいらないじゃないスか」とつっこむほどの大声)での声援は、「頑張れ」でも「打て」でもなく……

「 楽 し め よ 、 雄 平 !!」

「ホームランだけは打たせない!!」と竜旺・及川の投げたボールを、東のバットがとらえた!!結果ホームランにこそならなかったもののフェンスギリギリの長打!(ちょっと今手元に本誌なくてうろ覚えだが、スリーベースだったか?)
打った打った!!東が打った!アナウンサー大興奮。
しかも、ホームランを打っても喜ばないクールな東が、珍しく塁上で嬉しそうにガッツポーズをとっている!と驚くアナウンサー。

…そのガッツポーズを感慨深く見つめる、スタンドの兄と青葉……。
さあ舞台は整いました!役者も揃いました!!次は赤石と樹多村の打席が続きます!!
というところで、次週に続く!盛り上がってまいりました!!


いやーしょっぱなから熱い熱い(汗)とばしてるなああだち先生!!いいなあ地方決勝で好ゲームなんて、こんな心臓に悪い(褒め言葉)ゲームないわ!!
熱い展開だが、今回はそれ以上にドラマがあった。
冒頭の孤独な放課後の野球少年の回顧もそうだったが、それ以上に今回の主役は東、いや東兄弟だ。
故意ではないが、兄の選手生命を奪った東。そのトラウマを抱えて引きずって「兄ちゃんのできなかった事をやるんだ!甲子園に絶対行くんだ!」と苦行や荒行のように感情を殺して(いたように見えた)野球をしていた東。それを見て胸を痛め、「野球を楽しめよ」と兄はずっと言い続けてきたが弟は耳を貸さなかった…。だが星秀で、コウに会って今やっと野球の楽しさを味わっている、と弟の成長を喜ぶ兄、という描写は前にもあったが、今回はそれ以上だった。ひとつの、トンネル抜けたゴールのような演出がジワジワとクる。
イイハナシダー

あと今週は「エース」と「4番」の信頼関係にもスポットが当てられていて、なおかつコウがそれを語るという切り口は珍しい気がして新鮮だった。いやー面白かったー!今週は、というかクロスゲームが載ってると買った甲斐があるなあ。


・今週のMAJOR

ひでえ。…本当にひでえ。

ギブソン・ジュニアとゴローの心温まるエピソード(ジュニアがおとさんの墓にお参りしたというもの)回顧の直後、ジュニアが打ったボールが、ピッチャーライナーになりゴローの額に直撃!?
……鈍い音が響き、次号に続く……というえぐい展開。ハシラのアオリはえーとたしか、「悲劇再び!?」みたいな……。

あー、何もかもハッピーエンドで最終回へと向かっていたのに、このままでは終わらないのかー…。
なんぼなんでも少年誌で、父子二代続けて落命とか、選手生命絶たれるとか、三代目に主人公交代して連載長期化とか無いと思うんで(汗)たぶん大丈夫とは思うけど、かなり衝撃的な展開だった。心臓に悪い。
(奥さんがショックで産気づき早産!同刻に夫婦双方生死の境をさまよう…くらいはやりかねないが、サンデーではどうだろう)

・今週の神のみ

今度の攻略ヒロインは関西弁の棋士っ娘!帰国子女でどうやら天理ちゃんをライバル視して追いかけてきたらしい…?というオープニング。天理ちゃんが絡むという事は、悪魔っ娘以外のヒロインが桂馬の攻略を「記憶」を持ち続けたまま見ることになるので、今度の攻略はイコール恋愛、とはならないかもしれない。


・今週のエデンの檻

コトミさんの演出が時々金田一っぽい(笑)
ダイヤウルフ(会長がアーネストと命名)の「命がけで仲間及び身重の妻を守る」姿勢に感銘を受けるアキラ。
命がけの絆、それこそが俺の目指す国造りの形だ!
俺たちは一人ひとりは小さいけれど、ひとつになればごらん無敵さ(嘘)
という訳でその「絆を結ぶ橋渡しの役割」なら自分に出来るのではないか!?とアキラ開眼。たのもしい(ように見える)
手始めに包帯男トオルと、彼が好きだが素直になれない褐色お姉さまの恋を後押し★ほほえましいムードの一同…。
それにコトミさんヤンギレ!
二人きりになるよう呼び出し、色仕掛けをしてもチヤホヤしないアキラを口汚く罵りながら襲う。更に卑猥な言葉でアキラを罵り(汗)もみあううちに崖下に落下…という画期的な…(一応少年誌で、いいのかこれは)
あ、あとりおんがごっつ嬉しそうに「(国造り)協力する!だってわたしはアキラくんの…ね?」と再び「俺の女」発言を促したが、アキラがそっけなく「ああ、仲間だからな!」とスルーしたのでプウと膨れていた(かわいらしい)
やっぱあれは極限下でのスペシャル発言だった、という(笑)あと意外だったのがりおんを×××しそうだった同級生は、このまま「因果応報」とならず生存しそう。今まで「悪いことする=絶滅動物にパクリ★」というコンボが基本だったので新鮮。

こんな盛り上がってるのに、来週おやすみらしい。えー。