今週のサンマガ8号

夏の連載再開は時期が遅れたので最早疑心暗鬼だったけれども、ちゃんと載ってた。よかったよかった。

・今週のクロスゲーム

サブタイ「おまえは?」

丁寧に一か月前のお休み時点の試合展開を、中継でよくある『では、VTRを見てみましょう』という手法で振り返る。親切演出。
未だ放心状態の青葉に東兄が苦笑しながら「そんなに驚いたのか?」と声をかける。
青葉「だって打つと思ってたら本当に打っちゃうんだもん…」
東兄「…なるほど、そりゃ驚きだ」

コウの逆転ホームランが振り返られ、アナウンサーは「その直前の赤石のゲッツー」で雰囲気悪かったから余計にスゴい、と発言。
「……」痛いところを突かれる赤石だったが、そのゲッツーになったものの鋭い当たりがあったからこそ及川の警戒を誘い、結果自分のホームランが生まれたのだとコウは赤石をねぎらう。
それを「ヒーローインタビューの時言ってくれよ」と言う赤石。
中西「おまえに野球始めさせたのは俺だってこともな」
千田「……花札教えたのは俺だっけ?」
勝利のイメージが湧いた星秀ナインは、口ぐちに勝利後のコウのヒーローインタビューの際自分の事を言うように念を押す。
コウは無言だった東に「お前は?」と何かしてほしいことはないのかと尋ね、東は意外な事を口にする。

東「月島青葉を思いっきり抱きしめてやれ」

何を言う、青葉と樹多村は犬猿の中でそんなことしたら月島にぶんなぐられるぞ?と爆笑する千田は同意を赤石と中西に求めるが、二人もまた東同様意味深な頬笑みで同意するかのようで、千田は面食らう。


「キ・タ・ム・ラ」コールの中マウンドに向かうコウ。打順は一番から。3人で切って取れば三島まで回らない、甲子園は目の前だ…と感慨深い監督。「まるで夢のようだ」と今までの苦労が走馬灯のように思い起こされ…。

しかしトップバッターに痛烈な当たり!響く打球音、鋭い打球は三塁線に飛ぶが中西が横っとびのファインプレイで9回裏の面目役如!!
我に返る監督。
そしてその様子に目の色が変わる竜旺。竜旺の監督は「この試合、追い付けば俺たちの勝ちだ」と発言し、同意する竜旺上位打線。
ハシラのあおりと言い、汗が目立つコウの顔と言い、灼熱の太陽がコウのスタミナを奪っているらしい。
サヨナラの2点はいらない。一点取って次の回につなぐだけでもコウはすでに限界なのだから打ち崩せる、という意味合いのようだ。

竜旺起死回生の狼煙を予感させるような展開で、次号につづく!!


盛り上がってまいりました!!
ともすれば「弱点はないのか(汗)」というくらい凄かったここのところのコウに、初めての不安要素が。そうそう、このままで終わったら話としては美しいかもしれないが試合的にはまとまりすぎててアレだから、ピンチ展開はむしろ逆に「勝利フラグ」を予感させるから大歓迎だ。(笑)
しかし意外だったのが今週の問題発言、東の「抱きしめてやれ」。
東と青葉がくっつくルートのフラグを自らへし折る発言には意表を突かれた。

…少なくとも試合前は「わたしでよかったらいつでも(デート)つきあいますよ★」と茶化す青葉に「いいのかそんなこと言って、俺はお前が好きなんだぜ?」とすごんでいたわけで…いったいいつ東の白旗が立ったのか、いや東は白旗を立てたのか…(汗)
そういえばこの試合中のシーンで、赤石に「ああ、あきらめてるよ」とコウの球と対決することを諦めてる東の発言が妙に意味深だったが…。あれか、あのときなのか?でもなんというかあれはだいぶ前からというか、最初からあきらめていたニュアンスっぽい気が…。

そもそも東はコウの家に下宿初めてチームメイトになった当初から、あかね登場までは一貫してコウと青葉の背中を押すような言動だった訳なので理解できないわけでもないが。……いやしかし「コウと青葉の真意を知りつつ」青葉にモーションとか、なんか東も無表情の下では色々と大変だったんだな、としみじみしてしまった今週号だった。
深読みすると「うそつき」なコウは東に遠慮して青葉ルートに行かない可能性も無きにしもあらずな感じもするので、東が憂いを取り除くために自分のフラグをコウの前でへし折ったという事かもしれない。いいやつだな東…。
兄との約束「野球を楽しむ」はコウや皆とチーム組めた事で果たし、「甲子園に行く」も果たせそうで、更に一葉との結婚も来る訳で兄にも幸せが訪れ……今まで鬱屈した少年時代を過ごしてきただろうが、今、すべての憂いを断ち切った東のトゥルーエンドな時に違いない…。頑張れ、東。(いやもう本気で)


・今週の神のみ

クロゲー休載中はサンデー買ってなかったんで(笑)何話か飛んでるから当然の如く新しいエピソードになっていた。今度の攻略対象は(多分)箱入り娘。お嬢様。何故か中身が桂馬と入れ替わるという「転校生」的王道展開(かえって斬新…)「これが女のコのカラダ…なんてやわらかいんだ…」とかドキドキするかと思いきやゲームで見たとおりであんまり驚きはないなー、と冷めてる桂馬と違い「男性になるなんて!!」とあわあわするお嬢様がかわいい。というかその外見が桂馬というのが新鮮でトキめく。
作家さん、読者が何を求めてるのかよくご存知だ(笑)

・今週のエデンの檻

コンドル系の絶滅動物アルゲンタビスが運んできた恐ろしい吸血ダニに襲われ、生徒が何人も死亡。ダニを洗い落とすために川に入ったところにアルゲンタビス襲来!!身を隠す場所も無い、絶体絶命!!

やっぱり視界不良なためかうまく逃げられないミイナを危険を顧みずアキラが助けに入り、至近距離から岩掴んで胸にバーン!意外と効いてる?と半信半疑のアキラ。それを見てすかさず、アルゲンタビスは巨体の割には骨がもろかったという弱点を我らが真理谷が看破し、接近戦に持ち込んで串刺しに!

一羽やられると鳥避けの原理(カラスよけには一羽のカラスの死骸を吊るすというアレ)から次々に退散するアルゲンタビス!撃退!!

「この島に来てから初めてだ!」
と、絶滅動物を自分たちの力で打ち負かした喜びに凱歌を上げるアキラたち。だが依然ベースは吸血ダニに汚染されている…と悩む真理谷にアキラが「いい考えがあるんだ!」と前向き発言、で次号につづく。


今週もタイツ足がお見事な空手っ娘・マヤちゃん大活躍。そして我らが真理谷も大活躍!しかし川でピンチの時「危ないマリちゃん!!」とか言ってちょっと唇の厚い…りおんたちに比べ「個性的な」顔立ちの女生徒が常にそばに居たのが気になる……。ちょっと待て、小柄で眼鏡っコで参謀な、男子ながらもエデンでも萌えキャラ的真理谷にとうとう恋愛フラグが立とうとしているのだろうか(汗)
ミイナを慕っていた(オブラートに包んだ表現)アキバ系っぽい男子は先週死亡したので…ある意味この唇がチャームポイントの女生徒が「真理谷を庇って死亡」なフラグが立っちゃったのかもしれないけれども…(それもひどいな)

アキラの「いい手」って…「焼き払え!」か「引越し」か、まあ二択だろう。こんな拓けた場所じゃ燻すのも難しそうだし。そして引越し途中でお久しぶりのキャラや新キャラが合流したり揉めたりするんだろう、きっと。
どうでもいいが先週掲載位置が巻末も巻末で、吹く以前に「だだだだ大丈夫なのか!?(汗)」と打ち切りを心配したけど今週むっちゃ巻頭の位置で一安心。杞憂杞憂…。

だいたいこれが打ち切られるならアレやアレの方が先だろ。(禁句)


今週は絶望先生が休載。スマッシュ、GE、君の〜たち恋愛漫画系がどれも面白かった。
意外だ、何か最近「王道だなー」と思いつつもついついGE読んでしまう。何故だ?どうせこの先ヒロインといい感じになったあたりで先日フラれた晶先輩が大学生のカレシに弄んで捨てられてヤンデレキャラになって再登場して、自分からフったくせに主人公にコナかけてヒロインとみつどもえよつどもえのドロドロ愛憎劇欝展開が待ってるに違いないのに…!(偏見)