とうとう買ってしまった…

以前から題材的には気にはなっていたものの、掲載誌から
「…小学館・ビッグコミックス系なら個人的にハズレ少なく、一も二もなく速攻買うが…この掲載誌…ハガレ○便乗アキバ系軍事ものじゃね?」という疑いが払拭できず二の足を踏んでいたこの作品。

皇国の守護者 1 (ヤングジャンプコミックス)

皇国の守護者 1 (ヤングジャンプコミックス)

非常に広範囲の書籍を網羅している方のブログのレビューを読んで「これは…アタリかもしれん」と「買いだ!」コミックス版に着手(たかが2巻までしかでてないのに、石橋叩いて渡るにも程があると言うそしりは甘んじて受ける)

サーベルタイガーは最高だね!サーベルタイガーは!!
漢字で剣牙虎!主役の相棒は「僕の猫」呼称!!どデカい猛獣を猫呼ばわりとはこれがまた萌える!!
架空島国「皇国」と、北方の「帝国」との擬似日露戦争なお話。
現場(戦場)に疎い無能な上司に苦労しつつ部下を使わなきゃならない主人公・新城中尉。軍部から睨まれている実験部隊・サーベルタイガーをひきいて闘う剣牙兵の第一人者。子猫頃からの頃からずっといっしょだった愛猫(?)千早を駆り闘うシーンは絶品。
上司が死に、指揮権を委ねられた中尉がその知略で部隊全滅を免れ、『英雄』状態になり、軍部からまたも無理難題をふっかけられる…という……。

すごく「銀英伝」のヤン・ウェンリーを思い出したけれども、まあ戦記もののデフォですよな、こういうのは。表紙から想像できないけど、意外とファンタジックな世界観。導術師が部隊に組み込まれていたり、竜が普通にいたり、と…何かすごくとてもラノベの香りが漂っているのですが…そんなのは二の次です(笑)
とにかく雪原を「千早」と共に敵を倒して倒して倒しまくる、狂気漂う疾走感を素直に楽しんだ!
部下が死に、上司が死に、だからといってナイーブになる暇など指揮官には無く、人間らしさは削り取って冴えなければならない主人公。そんな時でも常に千早が隣に「居る」という癒し。(主役は戦災孤児)雪原だからか千早がひどくぬくそうで、その体温に余計に癒されそうなイメージがつたわってくる…。いいなあ、この「どこまでも二人だけ」みたいな雰囲気は…。

一件目の本屋が売り切れで、二軒目で買いましたが、(ぶっちゃけコレは、集英社がちょっと宣伝力いれたら、遠からずアニメ化して超ブレイクしそう)ノベルス版も置いてあったのでパラ読み。……うん、どうもこの先出てくるキャラからさらにラノベ臭漂う予感が……(汗)
しかしながらこの新城と千早の愛の歴史(笑)が気になってしょうがないので、「戦記もの」を読む!という勢いでなく「千早たんハアハア」くらいのキャラ萌え姿勢で挑もうとアマゾンにてファンタジックアニマルセラピー「皇国の守護者①〜④」を思い切って購入(笑)
さっき我が家に届きました☆

柳生忍法帖(下) 山田風太郎忍法帖(10) (講談社文庫)

柳生忍法帖(下) 山田風太郎忍法帖(10) (講談社文庫)

読みかけのコレ↑読んでしまったら手を出そう(笑)今面白くて手が止まらない。
今「蛇の目は二つ」な辺り。
…いい加減この「漫画版⇒原作小説版」連続コンボのクセは直さんといつか破産するな(笑)「皇国〜」は9巻まで出てるのか…壱万近く使う羽目になるなあ…(多分買ってしまいそう)