木目木奉スピンオフおめでとう!!

来年春に鑑識の米沢さん主演映画公開らしいですよ。原作は文庫で出版された「幻の女房」。勿論持ってます(笑)面白かったですよー。
原作では「相棒」のお二人はラストにちょこっとしか顔を出しませんが、真相究明に苦労する米沢さんが「杉下警部ほどの推理力があれば…」と協力を申し出るのに躊躇ったり、捜査一課が登場したり、警察機構の矛盾や悪習にも突っ込んであって、ファンにはおすすめの一品です。
個人的には「鑑識という仕事」「鑑識という生き方」がこれでもか!という程魅力満載に語られていて、是非とも全国の鑑識さんのバイブルに(笑)

個人的にはスピンオフといえば「踊る〜」をどうしても思い出しますが、正直「容疑者」とか「弁護士」よりSATのスピンオフ見たかった(笑)おなじみの隊長さんに加えて「交渉人」の時に出てきた爆弾処理班の松重さんとか、『機動隊』もののような映画が見てみたい今日この頃です。機動隊を掘り下げた作品といえば「あさま山荘」は小説版はおろかDVDもサントラも持ってます。姉妹編とも言うべき「東大落城」もハラハラしながら読みました。「当時、機動隊員の危険手当は、農林水産省職員の牛や豚の種付け危険手当(蹴飛ばされる可能性から)より安かった」とかショッキングなトリビアが満載です(汗)「1食あたりの弁当の予算が本当に少なく、(日の丸弁当状態)おかずを一品増やすかどうかで(多分経理と)大喧嘩」とか裏の苦労話も…。木目木奉もTV本編で「公安」にスポット当てた事もあるし、今後警察物は色んなお仕事がスピンオフ等で取りあげられていけばいいなあ、とふと思いました。

連合赤軍「あさま山荘」事件 (文春文庫)

連合赤軍「あさま山荘」事件 (文春文庫)

安田講堂攻防七十二時間 東大落城 (文春文庫)

安田講堂攻防七十二時間 東大落城 (文春文庫)