今週のR2第22話皇帝ルルーシュ

実は玉城って、リヴァルと並ぶくらいこの作品の良心だったんですね…。
今週の見所。
・99代皇帝ルルーシュはギアスを多用し貴族制度や特権その他を廃止し、逆らう貴族はスザクによって殲滅。
・新世代ナイトメア・ランスロットアルビオンが無双すぎてラウンズ壊滅(ジノは負けましたがまだ死んでません。アーニャもシュナイゼル陣営について生きています)
・「俺は虐殺皇女の名も霞むくらいの暴君、愚帝として名を残す!」とブリタニアを強引に作り替える、いや破壊する決意を固めるルル。「イエス・ユアマジェスティ!」とスザクも忠誠を誓います。どうやらふたりとも死を決意してユフィやナナリーの願った「他人にやさしくなれる世界」を作ろうとしているようです。
・「見ろ!やっぱりゼロは正義の味方だったんだよ!」と素直にきゃっきゃ喜ぶ玉城。
・超合衆国参加国でも「シャルルが悪君だっただけで、ルル皇帝いいんじゃね?」と支持意見が増えているようですが、扇と藤堂は超疑っています。シンクーも油断は禁物の構え。
・というかイレブンも返還され「日本」になったそうです。ぶっちゃけ「黒の騎士団」の本来の目的は達成されて存在意義は無いのですが、今は「沈黙の艦隊」的武装集団の役割があるので解散もしていないのでしょう。
・そんな中合衆国参加表明をするルルーシュは、アッシュフォード学園を議会の場に指定。驚く一同。
・リヴァルはルルーシュに「どうしてこんな事に」と群衆から訴えますがルルーシュは知らんぷり。警備員に捕まりかけたリヴァルを助ける変装したニーナ。ニーナはミレイとも和解しリヴァル、ミレイの手で学園の地下に潜伏していました。今やニーナは「虐殺兵器フレイヤの創造主」ということで各国から狙われる存在だそうです。急遽バイクで逃亡するニーナとリヴァル。「どうして私にここまでしれくれるの?ミレイちゃんに頼まれたから!?」と見捨ててくれと頼むニーナにリヴァルは「友達だから!」と答えます(おお、フラグだ)ルル側についたロイド達が二人を助けます。ニーナ確保はルルの命令だったそうです。「そうか。学生は置いていけ…」ルルはやっぱりリヴァルに友情を感じていたのだと伺わせる一面でした。
・皇帝を会議室まで案内する役目はカレンが。「遠回りしたい」とルルの望みのままに遠回りしながら今までの事を語り合う二人。カレンはゼロとルルへの愛憎が入り交じった感情の経緯を吐露し、何故最後に「生きろ」と告げたのか、口づけまでして真意を迫りますがルルは沈黙。カレンはどうやらルルが望むなら、ルルのやろうとしていることを知ったらブリタニアに、ラウンズになってもいい覚悟だったかも知れません。何も語らぬルルに諦めたのか「さよならルルーシュ」と告げ、カレンは会議室に案内します。カレン巻き込みたくないらしく、ルルは聞こえぬよう「さよならカレン」と呟きました。切ねえ。
・超合衆国の定款では加盟国の有効票数は人口に比例するらしく、このままではブリタニアの票がむっちゃ多いので、事実上ルルーシュが世界の覇者になってしまうと会議場でシンクーとカグヤが参加に異を唱えます。
・玉城「畜生やっぱりゼロは悪いやつだったんだ!!(コロッ)」ラクシャ「あんたってほんとうにおバカさんだったのねえ…(呆れ)」
・参加するにはブリタニアの有効票を低くすることが条件だとぶちまけるシンクーでしたが、会議場にランスロットを突入させ、強引に参加決議を迫るルルーシュ。「ギアスをかけられちゃアウトだ」とばかりに必死にルルから視線を逸らそうと涙目であえぐカグヤの顔が「ありえないくらいエロ」ティシズムを感じたので見逃した皆さんは是非どうにかして見てみて下さい(グッ)
・ランスロに攻撃したら各国要人や天子さまも危ないので手をこまねく騎士団とシンクー(天子様が心配だけど恋愛脳になっちゃいかんと苦しむシンクーは必見)紛糾する議会。ルルーシュノリノリ。
・突如、帝都ペントラゴンがシュナイゼルによってフレイヤを落とされ壊滅したという速報が入り、議会は中断。ルルも旗艦に戻ります。
シュナイゼルは空中要塞をつくり、フレイヤを回収し山のように積んでいるようです。ルルとスザクはこれを恐れ動き出す前に世界を支配しようとしたそうです。
シュナイゼルルルーシュに宣戦布告し、「違うな、間違っているよルルーシュ。皇帝に相応しいのは、彼女だ!」とナナリーを前に出し「スザクさん、お兄様。私はあなた方の敵です!」と毅然と告げるナナリー、驚愕のルル&スザク!!というところで続く。


えーと、妹も死に、母の死の謎も解明され、父母もいまはなく、ギアスの謎云々も一段落ついた今や、いまだかつてないくらいイケイケドンドンだったルルーシュですが、はやくも来週の予告では落ち込んだり欝になったり自分を見失ったりして、スザクに修正されるというか、渇を入れられるようです(笑)残念極まりない。
シャーリー、ナナリーを喪ったルルーシュは、カレンだけでも生き延びて欲しいと切望していると伺わせるエピソードでしたが、残念ながら残り話数が少ないので(汗)逆にこの事がカレンの死亡フラグだったらやだなあ、とガクブルさせていただきました。(ルルは恐らく死亡か発狂か不老不死ENDだろうから、カレンはジノと急遽くっつけられるENDの可能性も出てきましたが、か、勘弁)
こっから先は妄想というか予想ですが、スザクとカレン、シンクーの共闘という夢の競演はぶっちゃけ皆見たいけど制作者側もやってみたかろう?と思うので、恐らく最後あたりは、シュナイゼルの空中要塞撃破に各国が「打倒シュナイゼル、殲滅フレイヤ」の名の下に暫定的に手を組むのでしょう。
「沈艦」で海江田四郎が「我々は核を憎む、その一点において世界政府に参加することが出来る」と核廃絶の名のもとに世界平和が可能だという理想を掲げましたが、そんなラストが待っているかも知れません。
無論フレイヤが無くなった後(ニーナがアンチフレイヤシステムを構築するフラグもありますし)は、また問題山積みなんでしょうが「我々は手を取り合うことが実現できる事を知った!」と「他人にやさしくなれる世界」と体現してみせてルルやスザク退場というのが、今の所ベタですが大団円ルートな気がします。
今回であいつら卑怯だの悪逆非道だの言われようがもはや喪う物など無い我らには構わぬ事!と捨て身だからな…エンディングではやっぱり退場を予感させますね。

ナナリーは…どうかなー、生き延びて欲しいけど難しくないかな。ここまで利用され尽くされたら「私はお兄様の手助けをしたいのです」とかいって、最終的にシュナイゼルあたりに人質にとられたら、にっこり微笑んで自ら散りそうな気もする…。あああ…。

あと3話でしたっけね。どう着陸するのか見守ります(マクロスもどうすんだろうなああれ)