今週のクロスゲーム

青葉に、久しぶりのコウとの外出はどうだったか?と尋ねる東。
東も青葉も“コウは嘘をつくのが上手”という認識がある。改めて青葉は先日のコウの様子を思い出す。『心配ないって、決勝の前には手術は大成功だったってしらせがくるから!』とか『若葉が二度もお前を悲しませる訳ねえよ!』とか、コウの前向きで朗らかだった様子は本当は強がりや“嘘”では?と心配するような描写が…。

が、すぐになんてことありませんよー、と茶化しながら「知ってます?あいつあかねさんと決勝の後デートするんですって。羨ましかったら東先輩は私で良かったらつきあいましょうかデート?」と告げる。
東は予想外にマジな顔になり「いいのか、そんな気安く俺を誘って。俺はお前を本気で好きなんだぜ?」と冗談交じりの態度をたしなめるような台詞を残し、練習に戻る…。(これは正直青葉デリカシーなさ過ぎだったような)

ところかわって木根…じゃなくて千田とコウ二人の会話。
もう少しで甲子園だという事実に実感が沸かないと呟く千田(殊勝)マメがつぶれた手を見つめながら、こんな事なら「中学時代からもっと……」と練習不足、努力不足を後悔する千田を明るい口調で励ますコウ。
千田は、「お前月島青葉の事好きなんだろ?」知っているんだ、とサラリとコウに言う。
コウ「ああ。−お前の事もな」
意表を突かれ、ポカンとなる千田に「俺嘘つくの上手いんだ」と最近の口癖をにこやかに呟くコウ。苦笑する千田は後ろを向いたまま「有難うな。嬉しかったんだよ、たとえ嘘でも」と告げ、打席練習に気負って向かう。
次回!いよいよ試合突入か!?という引きで続く!!


「嘘をつくのが上手い」というここ最近コウが口癖のように言う台詞に、今回千田が「嘘でも嬉しい」というとてもいい返しがありました。あだち漫画ではしばしば「主役になれない」役回りにスポットがあたり、またその描写が秀逸ですが今回もキた…ええ話や…。


…とてもいいお話でしたが次号から休載(涙)再開は7月1日発売号ー!!
嘘だー!!(再開したばっかりやんけー)